iPhoneでPdを使う (1) – MobMuPlatのデモで遊ぶ

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Appleの人気スマートフォン、iPhone、iPodTouch、iPadでPureDataのパッチを動かす事もできます。これを行うにはMobMuPlat (モブムープラット)というソフトが必要になります。MobMuPlatとは「Mobile Music Platform」の短縮形でその名のとおり「モバイル音楽のプラットフォーム」を意味しています。このような事を行うには、これまで「RjDj」というソフトが用いられていましたが、RjDjは2012年で開発中止となり、iPhoneでPdを楽しんでいたユーザーはこのソフトウェアを心待ちにしていた人も多いと思います。

MobMuPlatのウェブサイトはこちら
ソフトウェアの作者のDaniel Liglesiaさん個人ウェブサイトはこちらです。
ソフトウェアの利用はフリーですが。ウェブサイト上から寄付を募っています。また、将来フリーでなくなる可能性も示唆しています。

では早速インストールしてみましょう。MobMuPlatはAppStore上にありますので、App StoreのMobMuPlatページにアクセスし、ソフトをダウンロードし、インストールします。

App Store上のMobMuPlat
App Store上のMobMuPlat

インストールが終了したら、早速ソフトをたちあげてみましょう。ロゴの表示のあと、以下のようなタイトル画面が現れるので、左上の「i」ボタンをタップします。
タイトル画面
タイトル画面

すると以下のようなメニュー画面が表示されます。

MobMuPlatのメニュー画面
MobMuPlatのメニュー画面

とりあえず、「MMPTutorial0-HelloSine.mmp」をタップしてみましょう。
すると以下のような画面が表示されます。中央のスライダをタッチすると、サイン波が聞こえ、スライダを上下に動かすと、出力されるサイン波のピッチが変わります。

Tutorial 0
Tutorial 0

メニュー画面にもどるには画面左上の「i」マークをクリックします。お察しのとおり、このインターフェースのウラにはPdパッチが動いています。、下の方にある「show all files」をタップしてみて下さい。すると、実際動いているPdのファイルが、mmpファイルの下に表示されます。

Pdのファイル名の表示
Pdのファイル名の表示

このように、iPhoneのマルチタッチインターフェースを利用して、Pdのパッチを操作することができるのがMobMuPlatです。無論、自分で作ったPdのパッチをiPhoneに転送することもできますし、自分でインターフェースを自作する事も可能です。iPhone上ではマルチタッチだけでなく、iPhoneに搭載されているセンサーで音をコントロールすることや、iPhoneのフラッシュライトをMobMuPlatでコントロールすることもできます。また、Wifiネットワーク上の他の機器からMubMuPlatをコントロールしたり、また、他の機器からMobMuPlatをコントロールする事も可能です。「MMPTutorial」の1から5を順に見ていくとMobMuPlatの様々な可能性のデモを体験できます。

iPhoneでPdを使う (2) – MobMuPlatエディター

iPhoneでPdを使う (1) – MobMuPlatのデモで遊ぶ」への3件のフィードバック

  • こちらのページを参考にMobMuPlatを始めました。面白いですね。ありがとうございます。ところでMobMuPlatはiOS7でも問題なく動くのでしょうか? アップデートを躊躇しています。

    返信
    • 松村です。
      私はiPhone4sでiOS7ですが、MobMuPlatは問題なく動いていますよ。
      そういえば何も考えずにアップデートしていました。

      返信
  • 松村様 ありがとうございます! 早速アップデートしてみます。

    返信

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