マルチプルキャリア・マルチプルモジュレーターFM

前回勉強したFMを応用してさらに太い音を作ってみましょう。
前回の基本のFMでは1つのオシレータ「osc~」の周波数をもう一つのオシレータ「osc~」がコントロール、変調していましたが、1つのオシレータが2つのオシレータに変調を加える事もできます(下図)。

マルチプルキャリアFM
マルチプルキャリアFM

これにより、2つのキャリア周波数を中心としたサイドバンド群を発生させることができ、より周波数成分の豊かな音を作る事ができます。また、2つのキャリア・オシレータの振幅(音量)や掛けるエンベロープを個別に設定することでさらに、複雑な音作りが可能です。さらに、例では、2つのオシレータでしたが、10個のキャリア・オシレータに変調を加える事もでき、加算合成のテクニックとFMを組み合わせるような事も可能です。

この他にもモジュレーションをかけているオシレータの方を複数にする事も可能です。これには二通りの方法があり、モジュレーションのオシレータを並列に並べる方法と直列に並べる方法があります。以下の図は並列です。1つのキャリア・オシレータに2つのモジュレーション・オシレータが変調をかけています。

マルチモジュレーターFM
マルチモジュレーターFM(並列)

このような複数のモジュレーション・オシレータを1つのキャリア・オシレータに適応すると、複数現れる、FMのサイドバンド群のそれぞれにさらにサイドバンドを生成させる事ができます。そして、以下の例が直列です、1つのモジュレーション・オシレータの周波数をさらにもうひとつのモジュレーション・オシレータがコントロールするという構造になっています。

マルチモジュレーターFM(直列)
マルチモジュレーターFM(直列)

このように、FMではキャリア、モジュレータの数を増やすことでさらに複雑で豊かな音作りをする事が可能です。
モジュレータのパラメータにエンベロープを掛ける、モジュレータの波形にサイン波以外のものを使うなどを行いバリエーションを作る事も可能です。

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