オブジェクトの種類と便利なショートカット

オブジェクトの種類

Pdのオブジェクトはいろいろな種類があります。

最初は戸惑うかもしれませんが、それぞれの機能を覚えるとだんだんとパッチを作れるようになっていきます。

以下に主要なものを紹介します。

 オブジェクト  オブジェクト名を入力して設定する箱です。オブジェクト名が一文字でも間違っていると赤い点線になってオブジェクトとして確定しません。
 ナンバーボックス  数値データ(正確にはAtomの数値データ)を出力します。Shift+ドラッグで小数点以下で変更します。
 メッセージボックス  数値データや文字列データ(Atomのシンボルデータ)、リストを出力します。リストとは複数の数値や文字列をスペースで区切って並べたデータです。
 スライダー  設定した範囲内で数値を出力します。
 ラジオボックス  クリックした箇所に応じた数値データを出力します。
 Bangボタン  実行モードでクリックすると、bangデータを出力します。bangデータはオブジェクトを「つつく」ことで動作や出力をするためのきっかけに使われるデータです。
 Toggleボタン  チェックのオン/オフで数値データの1/0を出力します。
 アレイ  見出し番号付きのデータを格納する箱の集合体です。見出し番号(ラベル)は0番目から始まります。1個の箱の中には1個の数値データを格納できますが、例えば音声のデータをサンプルごとに複数の箱に格納してから、データを呼び出して再生するのに使うこともできます。

 

 

putmenu_object

 

ショートカット

Pdにはショートカットが多数用意されています。

すべてを覚えるのは大変なので、ここでは頻繁に使うショートカットを覚えてみましょう。

  • ⌘+E :編集モードと実行モードの切り替え。
  • ⌘+1 :オブジェクト
  • ⌘+2 :メッセージボックス
  • ⌘+3 :ナンバーボックス
  • ⌘+5 :コメントボックス
  • Shift+⌘+B :Bangボタン
  • Shift+⌘+T :Toggleボタン
  • Shift+⌘+V :垂直スライダー
  • Shift+⌘+H :水平スライダー
  • ⌘+R :Pdコンソールウィンドウを前面にする。
  • Shift+⌘+L :Pdコンソールウィンドウをクリアする。
  • ⌘+/ :DSPオン
  • ⌘+. :DSPオフ
  • ⌘+T :フォントウィンドウ

とりあえずこれらのショートカットを無意識に使えるようになれば、パッチを作るのが速く、楽になるはずです。

text by sei matsumura